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乳癌の新ガイドライン発表
    記事番号:31
    記録日  :Jul23/2003,17:06
    記録者  :admin

最早女性達は毎月一度の自己検査に煩わされる事無く、この度発表された乳癌検査の新ガイドラインに基づく専門的な検査を受けるだけでよくなった。

米国癌協会は、乳癌になる可能性の高い女性―即ち例えば、自分の母親か姉妹が癌に罹ったことのあるような女性―はもっと積極的に検査を受けるよう薦めている。

このグループは、大抵の女性は40歳になれば毎年乳房撮影をするように助言し、それが治癒出来る初期段階の乳癌を見つけるための最良の方法である、と語っている。

これが、1997に始まった米国癌協会に依る癌検査ガイドラインの最新情報である。

今年は全世界で120万人以上の女性が乳癌の診断を受けであろう。アメリカでは、20万人の女性が診断を受け、4万人が乳がんで死亡するであろう。

“以前このガイドラインは、女性は毎月1度自己胸部検査を行うように薦めていた。 今では、女性は20代の始めに自己胸房検査の恩恵とその限界について教えられるべきであり、また随時自己胸房検査をするか、或いは全くしないかの選択は自由である”と米国癌協会は述べている。
米国癌協会は、癌の調査研究及び一般大衆の癌に対する啓蒙のために設立された非営利団体である。

しばしば、女性が自分で自分の乳癌を見つけるのは、其れが体系的なしっかりした自己検査によるものではなく、シャワーを浴びたり服を着たりしている時にシコリに気がつくのである、と述べている。

これは自分の乳房に無頓着であってよいと言ってる訳ではない。“自己検査に就いて言うならば、女性は自分の乳房が通常どんな感じで又どんな形で更に環境の変化にどのように対応してるかよく認識していて欲しいし、もし何らかの変化があれば直ちに其れを医者に伝えて欲しい、”と米国癌協会のDebbie Saslowは述べている。

“乳癌が小さいうちに発見できれば、それだけ生存率が高くなる、そのサイズが重要なのだ”とアメリカ癌学会副理事であり、イリノイ州エヴァンストンに在るNorthwestern大学外科教授であるStephan Sener博士は述べている。

このガイドラインは、当グループのウェブサイト[http://www.cancer.org]に発表されており、その補足が、年次乳房超音波映像及び磁気反響映像による高リスク乳癌の乳房撮影、に提示されている。

このガイドラインでは、20〜39歳の女性は3年に1度医者にかかり40歳以上の女性は年に1度医者にかかるものと推定している。
乳房撮影が必ずしも絶対確実という事ではない、これも小さな癌を見逃すこともあり、或いは将来悪化するシコリを発見することもあると、このグループは警告している。

このガイドラインは更に、年老いた女性で、もうこれ以上長生きしなくてもいいと思っている人は、定期的に入部撮影を行う煩雑さから開放されてもよいのかもしれない、とも述べている。

“検査をやめるのは何時にすればよいのか、と言う議論や討論は常に行われている。”とSener博士は述べている。 乳房腫瘍で発病する前に死ぬかもしれないような女性に、毎年の乳房撮影を強いることは無意味なことである、と述べている。





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