健康ニュース 記事の表示


“スマート爆弾”的な抗癌細胞薬品をFDAが認可
    記事番号:21
    記録日  :Apr12/2002,13:32
    記録者  :Admin
    Web  :アガリクス・パワー

長い間待たれていたリンパ腫の治療、スマート爆弾的アプローチの放射線を直接癌細胞へもたらす薬品を米国政府が認可した。

アイデック製薬のゼバリン(Zevalin)はアメリカで販売が認可された初めての放射免疫治療薬だ。 これはリンパ腫に見られる蛋白質CD20を見付け出す抗体(免疫体)に放射線を加えるという新しいアプローチだ。 抗体は細胞に付着し、免疫機能に攻撃されるために衰えさせる。
医師達は、放射性抗体が非ホジキンス・リンパ腫のような治療が難しい癌と戦う有力な方法を証明することを長い間待ち望んでいた。

FDAは、低悪性と呼ばれる非ホジキンズリンパ腫・甲状腺濾胞腺癌が再発し他の全ての治療で効果が無かった患者の治療としてゼバリンを認可した。

「研究では治療が難しい患者の約75%が、第一次のゼバリン投薬で著しく腫瘍が縮小したことがわかった。」と、ゼバリンの鑑定を見てきたFDAのパトリシア・キーガン博士は言っている。
15〜30%の患者は腫瘍が消えたようだった。
「それはオプションを使い尽くした人々のための非常に有望な薬であるだろう。」とキーガン博士は言う。

しかし、それが患者が長く生きるという事を意味するかどうかを知るにはまだ早過ぎる段階である。 この種のリンパ腫は進行が遅く執拗で致命的である。 患者が何年か寛解するであろう一方、いつかはそれらが頻繁に再発するようになり、しかもオプションが無くなるまで各治療に対して徐々に免疫を持つようになる。

初期段階でのザバリン投与が良い結果を生み出し長期寛解や願わくば完治の原因となるか、まだ誰にもわからない。それを判断する研究は進行中である。

しかし、ザバリンは一部の患者には魅力的だろうとキーガン博士は言う。 何故なら科学療法が完了するまで数週間かかるのに対し、ザバリンはそれに反応するリンパ腫かどうか確かめるための試験投与と、それから一週間後の本投与のたった2回で成り立っているからだ。
しかしながら、それは別の選択より多少有毒である。

放射性のザバリン投与を受けた患者の75パーセント以下は、白血球と小板を失ったために感染および輸血の必要性に到っている。 それは化学療法からのそのような結果を受ける患者の数に似ているが、ザバリンによる血液問題は長くて1ヵ月も続く為、典型的な化学療法より長いとキーガン博士は警告している

約55,000人のアメリカ人が毎年非ホジキンスリンパ腫と診断され、そのほとんどは低悪性タイプである。





このスレッドの表示
現在の記事よりも下流のものは内容も表示されます。
下流の記事は、そのタイトルをクリックすることでその記事に直接返信することもできます。

21.->“スマート爆弾”的な抗癌細胞薬品をFDAが認可(現在の記事)<-:Apr12/2002,13:32 

Paddie's BBS Ver. 8.1.4.
(C) 1999-2001 Paddie.