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高齢の患者も科学療法に十分耐えベネフィットを得る
    記事番号:17
    記録日  :Jan15/2002,16:38
    記録者  :Admin
    Web  :アガリクス・パワー

高齢の直腸癌患者も外科療法(手術)後の科学(抗癌剤)療法によるベネフィットが若い人と同じようにあり、副作用も変わらないという事が北アメリカとヨーロッパの研究でわかった。

歳を取るにつれ直腸癌のリスクも増える。 しかし一部の医師は65歳以上の患者に科学療法を指示するのを渋る。 
それに、高齢患者は6ヶ月の起こりうる吐き気や下痢、その他の副作用を受けたいとは思わないかもしれない。

「高齢者は時折“私は、私にとって価値があるほど十分な年月を蓄えられるか分からない”と言う。」と、ミネソタにあるメーヨー・クリニックの癌専門家であり創設者の一人でもあるリチャード・ゴールドバーグ博士は話す。
「この研究が言うのは“もし貴方が健全な60代や80代なら、それが出来るというデータを与えられますよ”という事です。」 

メーヨー・クリニックとその他北アメリカとヨーロッパ6箇所のセンターの共同出資で、直腸癌に対して手術のみの方法と、現在標準の治療法である手術とその後科学療法を行う方法を比べる7つの研究を行った。 
合計で分析は3351人の様々な年齢の転移した癌を持つ患者にわたり、一部は50歳以下、一部は70歳以上だった。
高齢の患者は一般的には若い人と同じように科学療法に耐えた。 総合的に、科学療法は5年の生存率を年齢層に関係無く64〜71%に引き上げた。

「直腸癌や結腸癌など一般的に多い癌にとって、7%の改善は毎年何千もの命を救うという事だ。」と、メーヨー・クリニックの統計学者で指揮を取るダニエル・サージェント氏は言う。

アメリカ癌協会チーフ・メディカル・オフィサーのハーマン・エラ博士は、恐らく高齢患者の3人に1人は科学療法の使用を除外される他の病気を持っていると話している。
「しかし医師はそれを十分考慮する必要があり、“彼等は高齢だ。科学療法を行わない様にしよう。”等と反射的な対応に偏らない様にしなければならない。」と彼は話す。
さらに彼は、「患者は彼らの医師に自分が科学療法を受けているか、受けていなければ何故受けられないのかを尋ねる必要がある。」と言っている。





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